演者として必要なものは次の10である:

 

速さ、安定感、形、旋回、きらめく眼、

持久力、聡明さ、献身、明瞭さ、歌唱力 ...

 

 

インド古典舞踊とは一つの踊りではなく、各地域で

それぞれの言語、宗教、社会情勢の影響をうけて

発達してきたいくつもの踊りを指します。ベンガル湾

を背景にして育ったオディッシィ”,暑い気候の中で

発達したバラタナティヤム", 海風にのってリズムを

刻む椰子の葉の下で踊られてきたモヒニアタム",

宮廷舞踊として貴族達を楽しませてきたカタック

などなど、一つ一つが独特の特徴をもっています。

 

そしてこれらは全て人々の祈りの声と共に踊り続けられてきました。

 

 

 

 

 

 

Kathak   カタック               演目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インドの古典舞踊の中でもこの舞踊だけはヒンドゥーとイスラム文化両方の影響を大きく受けながら発達してきました。

 

もともとは西インドの砂漠地方で生まれたこの舞踊は、ジプシーたちが彼らの西への移動とともにヨーロッパに伝わり、フラメンコになったという説もあります。

 

舞台での見せ場は旋回と太鼓(タブラ)のリズムに合わせた複雑な足のステップや、太鼓との掛け合いです。

 

カタックは、やはりヒンドゥー教の寺院で踊られてきましたが、時代が進むにつれイスラムの支配者たちに気に入られ、宮廷で貴族たちを楽しませる舞踊となっていきました。

 

クリシュナ神とその恋人ラーダの恋物語が特に好まれて踊られます。

 

*おしえてます*

Odissi   オディッシィ             演目

 

東海岸にあるオリッサ州は北と南の文化が入り混じり独特の文化を築いています。そこで生まれたオディッシィは甘美でたっぷりとした情感、神や宇宙にも届く熱情的な踊りです。

 

バラタナティヤム同様、マハリと呼ばれる女性達が神々に踊りを捧げ、またゴティプアと呼ばれる少年ダンサー達が多くの人々に歌や踊りを浸透させて、今日のオディッシィが形作られました。

 

オディッシィは目・頭・手首・胴・足・足首の動きを複雑に組み合わせた、力強いステップと滑らかな動きの美しい踊りです。

 

また、ギータゴビンダというクリシュナを称える詩を、手話のように表情や手、身体全体で詩のムードを伝えたりします。

 

あたかも凍結した石像が太陽の光を浴びて踊りだしたかのようなオディッシィは、‘生きた彫刻’と評されています。

 

*おしえてます*

 

Bharatanatyam   バラタナティヤム    演目

 

 

 

 

 

 

 

 

南インド、ベンガル湾に面するタミル・ナードゥ州を中心に発達したこの舞踊はバラタナティヤムと呼ばれ、何千年もの間デーヴァ・ダーシィがヒンドゥー寺院で神に捧げるため、踊り続けてきたものです。

 

デーヴァ・ダーシィとはヒンドゥー寺院で幼い頃から歌、楽器、舞踊の訓練をうけ, 一生その身を神にだけ捧げるとした女性たちのことを指します。祭事はもちろん、毎朝毎夕、彼女達は楽隊を伴い寺院内九方角に置かれた九神それぞれの前でその神をたたえる舞踊を踊ったものでした。

 

バラタナティヤムは激しい足のステップ、優美な手の動き、そして様々な感情 を表現する顔の動きが特徴です。足は男性的で熱烈な踊りを,手は女性的で優雅な舞を創り出します。又、足は宇宙のリズムを表現し、手は空間を顕現するともいわれています。神話になっている曲などを踊るときは、顔の表情と手話のような手の動きでもって、話の内容を伝えていきます。

 

*おしえてます*

 

Mohiniattam   モヒニアッタム       演目

 

モヒニアタムは南インドの西海岸に位置するケーララ州で踊られている古典舞踊です。

 

ヒンドゥー神話には乳海攪拌により神々と悪魔が不老不死の薬アムリッタを手に入れた際、ヴィシュヌ神が美しい女性モヒニの化身をとり、魅惑的な踊りにより悪魔の目を欺いて神々にのみアムリッタを分けたと言う話があります。モヒニアタムという名前はこの神話の女性に由来するものといわれています。

 

モヒニアタムは女性的な優雅な動きが特徴で、スローなテンポで踊られます。ケーララで古くから上演されてきた数々の舞踊劇、各地方に伝わるお祭りやおめでたい席で踊られるフォークダンス、それらの動きがモヒニアタムの基礎となっているものです。

 

ケーララの温暖な気候、緑豊かな自然に囲まれた人々ののんびりとした気質、そんな風土を背景に育ってきました。金の縁取りがしてある白い綿のサリーという衣装もケーララの女性の伝統的な装いです。

 

 

 

 

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